-
2018/03/22
そうだったのか!子どもの病気・14
小児科医との上手なつきあい方
子どもの病気は大人と少し違い、 慢性の病気よりも急性の感染症などが多く見られます。いざという時にあわてないようにするためにも、小児科医との上手なつきあい方について、私見を交えてお話します。
-
2017/12/20
そうだったのか!子どもの病気・13
その生活大丈夫? 子どものころからの生活習慣病予防
我が国における小学生の肥満(標準体重+20%)は昭和40年代では2~3%でした。食事の欧米化や遊ぶ場所が減り、テレビゲームなどで遊ぶ子どもが増えるのに合わせ、1990年代には8~10%前後と3~4倍程度と、増加の一途を辿っています。
小児肥満の約70%は成人肥満に移行すると言われています。
-
2017/09/19
そうだったのか!子どもの病気・12
かぜでもないのに熱がある!? 尿路感染症を疑おう
小児の発熱の原因はさまざまあります。一番多いのは急性上気道炎で、いわゆる「かぜ」です。発熱を伴う病気は、珍しいものも含めると、その原因となる疾患は数え切れません。
今回は、その中でも頻度が高いのに見逃がされがちな、尿路感染症(膀胱炎や腎盂炎)についてお話ししましょう。
-
2017/07/19
そうだったのか!子どもの病気・11
本当に罹っておいた方がいい?麻疹(はしか)と風疹
「クラスの誰々ちゃんが、はしかに罹ったよ。早いとこ、お前もうつしてもらっておいで」
家庭の中でこんな会話のやりとりがあったことを覚えていませんか。
麻疹(はしか)や風疹、水痘(水ぼうそう)は大人になってから罹ると、症状が重く危険な病気と認識されているためです。
はたして、わざわざ罹る必要があるのか、お話していきましょう。 -
2017/05/24
そうだったのか!子どもの病気・10
児童虐待のサインを見逃すな
全国の児童相談所が平成24年度に対応した児童虐待の相談件数は約6万件で、年々増加傾向にあります(平成27年度は約10万件)。相談を受けながら子どもが死亡してしまった例も22件ありました。こうした事件のニュースを耳にする度に心が痛みます。
『何人も、児童に対し、虐待をしてはならない』。「児童虐待の防止等に関する法律」の第3条にあげられているこの条文は、単に虐待の禁止を示すというより、子どもの健やかな成長を願う私たちみんなに共通する願いが込められています。 -
2017/02/22
そうだったのか!子どもの病気・9
だいじょうぶ?長い間、咳が止まらないけれど…
皆さんご存知の通り、風邪の主な症状は咳です。たいがいの風邪は1週間ぐらいでよくなりますが、長引く咳の中には、別の原因がある可能性がありますので注意が必要です。
-
2016/11/16
そうだったのか!子どもの病気・8
食中毒は夏だけじゃない 冬季嘔吐下痢症
すわ、ホテルで食中毒の集団発生か!と思いきや、その原因はカーペットの上で乾燥したウイルスが空中を漂い、それを吸い込むことで経口感染していたという衝撃的な出来事が、かつてありました。
食中毒や嘔吐・下痢を伴う胃腸炎は、食べ物が腐りやすい夏場に多く発生するというイメージがありますが、冬場はより感染性の強いウイルスが猛威をふるうため、警戒が必要です。この時期の主役はノロウイルスとロタウイルス。保育園・幼稚園、小・中学校、病院などの施設で、人から人への感染が多く発生するため、皆さんにとっても注意が怠れません。 -
2016/09/01
そうだったのか!子どもの病気・7
行楽シーズンを前に食中毒に注意
本格的な行楽シーズンの到来とともに、野外でスポーツやレジャーを楽しむ機会が増えてきます。お弁当やキャンプでのバーベキューも楽しみの一つ。でも、細菌性の食中毒にご注意。楽しいはずの行楽シーズンが嫌な思い出にならないようにしたいものですね。
-
2016/07/20
そうだったのか!子どもの病気・6
子どもが罹りやすいアレルギー症・アトピー性皮膚炎
さまざまなアレルギー症の中で、子どもにとって、アトピー性皮膚炎ほど辛いものもないでしょう。掻きむしりたくなるような「痒み」と「湿疹」、炎症による肌荒れで赤みが気になり、自己嫌悪に陥ってしまうこともあります。
-
2016/06/22
そうだったのか!子どもの病気・5
あせも?水ぼうそう?夏に流行る手足口病
夏になると、夏風邪に混じって発熱を伴う発疹症が増えてきます。
手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱がその代表ですが、通年みられる水ぼうそうや溶連菌感染症もありますから、ご家庭ではその判断に迷うことでしょう。
ここでは手足口病についてお話します。 -
2014/04/30
そうだったのか!子どもの病気・4
子どもが罹りやすいアレルギー症・小児気管支ぜんそく
ぜんそくは多くの場合、気管支がホコリやダニに過剰に反応し炎症を起こす、呼吸器系のアレルギー性の病気です。気管支ぜんそくの恐いところは、軽症だからと侮ってきちんとコントロールしないと、時に重症の発作を起こして死に至ることもあり、何と年間に約2,000人がこの病気で亡くなっています。
-
2014/03/19
そうだったのか!子どもの病気・3
子どもが罹りやすいアレルギー症・食物アレルギー
かつては給食を残さずに食べないと、給食時間が終わらないというような指導が行われていました。しかし今や「好き嫌い」を超えて、食物アレルギーの問題は深刻です。食物アレルギーの予防、コントロールは、やがて起こるアレルギーマーチの連鎖を断つのに重要と認識され始めました。
-
2014/03/05
そうだったのか!子どもの病気・2
子どもが罹りやすいアレルギー症・花粉症
今や国民病ともなった花粉症ですが、かつては幼児に「花粉症」と診断すると、よく笑われたものです。
しかし、最近は幼児でもスギなどの花粉症と診断される人が増えてきており、低年齢化が進んでいます。症状がひどくなると、日常生活に差し障るようになるため、対症療法では毎年の治療が必要です。花粉の飛散する前にかかりつけの医師と相談して、早めの対策をとりましょう。 -
2013/08/21
そうだったのか!子どもの病気・1
節電の夏 熱中症にご注意
近年の酷暑は、ヒートアイランド現象や地球温暖化の影響とも言われています。今年も、原子力発電所の運転停止で、引き続き節電が要請されています。節電も大事ですが、命を落としかねない熱中症に注意が必要です。