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2020/06/03
不機嫌な教室・11
「大津市いじめ事件」の調査報告書から考える④
滋賀県大津市の全小中学校で行っている、いじめに関する実態調査を分析します。
今回はいじめとストレスの関係性を考えます。 -
2019/12/03
不機嫌な教室・10
「大津市いじめ事件」の調査報告書から考える③
滋賀県大津市の全小中学校で行っている、いじめに関する実態調査を分析します。
今回は道徳の授業との関わりを考えます。 -
2019/08/01
不機嫌な教室・9
「大津市いじめ事件」の調査報告書から考える②
滋賀県大津市の全小中学校で行っている、いじめに関する実態調査から明らかになったことを紹介します。
今回は、いじめのエスカレーションについて考えてみます。 -
2018/08/23
不機嫌な教室・8
「大津市いじめ事件」の調査報告書から考える①
大津市は、2011年10月に市内で起きたいじめ事件を受けて、外部の専門家による第三者調査委員会を設置しました。
本委員会は再発防止へ向けて、調査報告書を大津市に提出しました。私、荻上チキは2年間この委員会に参加し、アンケート結果の検証、そして具体的な対策の検討に特に力を入れました。
これから数回にわたり、大津市での調査に基づくデータを紹介します。 -
2018/05/21
不機嫌な教室・7
いじめの追跡調査から考える~リスクの高さや場面に応じた予防と対策~
いじめの議論をするとき、人はしばしば、「いじめっ子」「いじめられっ子」という二者関係を想定し、固定的なイメージを持ちがちです。しかし、実際は、そうした単純な構造で捉えることはできません。国立教育政策研究所が行っている追跡調査を元に、リスクの高さや場面に応じた予防と対策を考えます。
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2017/10/18
不機嫌な教室・6
インターネットでのいじめを考える~ツールの介在に囚われない対策を~
今回は、ネットいじめについて考えてみましょう。ネットいじめは、とても誤解の多いいじめです。簡単に定義すると、「ネット技術を活用したいじめ」ということになります。これだけスマホなどが普及している今、対応する大人側に、ネットの知識がないとは言っていられません。詳しく解説します。
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2017/04/19
不機嫌な教室・5
いじめを発生させない環境づくり
今回紹介するのは、いじめ研究では有名な「いじめの四層構造論」です。いじめは、「いじめっ子」と「いじめられっ子」の二者関係によってのみ成り立っているのではなく、実際にはいじめに部分的に参加する「観衆」と、いじめを認知しているが放置している「傍観者」がいます。いじめを発生させない環境づくりについて説明します。
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2017/02/08
不機嫌な教室・4
解決に「特効薬」を求めない~いじめの実態把握とエスカレートさせない環境づくり~
いじめについて論じる際、「いじめは犯罪とみなして、加害者を罰すれば解決する」「死ぬぐらいなら学校になんて行かなくていい」という意見があります。しかし、これらは実態を無視した議論につながりやすいものです。
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2016/09/21
不機嫌な教室・2
統計と理論で読み解く「いじめ対策」2
いじめは、「善/悪」の問題とはまた別に、「アウト/セーフ」の問題なのだという視点が必要です。いじめをすべて「アウト」にするため見直すべき点は「本人の資質」より「環境要因」です。逆転の発想から、より具体的な「いじめ対策」を考えます。
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2016/07/06
不機嫌な教室・1
統計と理論で読み解く「いじめ対策」
学校からいじめをなくすにはどうしたらいいのでしょうか。初回は、日本におけるいじめ調査の現状を確認し、いじめ対策を考えます。