こころが晴れる休日の過ごし方

2013年9月18日

休日を仕事を忘れて楽しく過ごせば、一週間のたまったストレスもすっと軽減していきます。
ポイントは、打ち込める「遊び」を見つけること。
人生を彩り豊かにし、こころも安定する、あなたにぴったりの「遊び」を見つけてください。

仕事を忘れる時間持っていますか?

仕事で問題を抱えてなんとか解決しようと一週間奮闘。こんなとき、せめて、週末くらい体を休めようと、ぐったり家で過ごしてしまいがちですが、なかなかストレスが抜けず、月曜日の朝、沈んだ気持ちのままで出勤してしまう。
そんな経験をお持ちの方は、少なくないのではないでしょうか。

ストレスは、上手に発散させることが大切です。ただ休むだけではなかなか抜けないストレスも、趣味や好きなことに打ち込む時間を持って、精神的疲労から一時的に解放されると、不思議に気持ちが楽になってきます。

自分だけの「遊び」を見つけよう

そのためにも休日は、ぜひともアクティブに過ごしたいもの。「遊び」を楽しむ時間を持てれば、仕事中もストレスを受けにくくなり、こころの曇りがどんどん晴れていくはずです。
どんな「遊び」でも結構ですが、大切なのは、夢中になれるものであること。こころから楽しんでいる間は、そのことに集中して、もやもやと悩みがよみがえってくる余裕もありませんし、飽きることなく長続きするでしょう。

日常を離れた場所に出かけるのが効果的

なかでもスポーツはおすすめです。手足を動かすことに集中することで、日ごろの悩みが頭に浮かぶのを抑えられるのに加え、気持ちよく体を動かすことによって、脳は快感を覚え、気分が晴れてくるでしょう。
また、日常とは離れた場所に出かけるのも効果的です。日帰りでも旅行に出かければ、見慣れない光景に脳は刺激を受けます。特に自然に包まれれば、木々の香りや小鳥のさえずり、川のせせらぎが心地よく五感を刺激してくれます。

音楽もおすすめできる「遊び」の一つ。音楽そのものが、こころを癒すうえに、仲間と一緒に楽しむことで、コミュニケーションの輪が広がっていきます。

スケジュールは休日から埋めよう

「自分は無趣味だから」「スポーツにも音楽にも自信がないし」と閉じこもりがちの方もいるかもしれませんが、どんな方でも夢中になれるものはあるはずです。身近なところから、そのヒントを探して、ぜひ楽しい休日を過ごしてください。毎週週末が待ち遠しくなれば、あなたも立派な「遊び心」の持ち主です。

「遊び」を見つけるヒント

街歩きをしてみる

新しいお店を訪れたり、イベントに参加することで、興味を引かれるものが現れるかもしれません。

雑誌を読んでみる

雑誌は情報の宝庫。いつも読み飛ばしているところも、一度ゆっくり読んでみましょう。

以前、夢中になったものは?

子ども時代や学生時代、時間を忘れて遊んだものはありませんか。
大人になって再挑戦すれば、違った感動が味わえるでしょう。

人と話してみる

同僚や上司と、趣味を話題に話してみましょう。
遊びのヒントが見つかるうえに、その人の違う面も見えてきます。

監修/産業カウンセラー 大美賀直子 先生