知っておこう!防災情報サイト

2018年10月11日

2018年7月の西日本豪雨やたび重なる台風により、河川の氾濫・土砂崩れなどで日本各地に多くの被害が出ました。
その際、さまざまな防災情報が出ていましたが、そうした情報が人々に知られていない、または生かされていないという問題が、改めて浮き彫りになりました。
そこで今回は、気象災害時に知っていると役立つ防災情報サイトを紹介します。

災害リスクを示す

自分が住んでいる地域にどんな災害の危険があるのか、また危険な区域や場所はどこかを知るためには、市町村が出しているハザードマップを見ましょう。

チェックポイントは3つです。
① 避難場所
② 避難する方向
③ 避難経路

隣接する市町村のハザードマップを、国土交通省のサイトなどで見ることもおすすめします。
例えば、洪水の場合、自分が住んでいる市町村のハザードマップではどの方向から水がくるかわからないこともあり、どの方向に逃げればよいか知るために必要です。

 

過去の災害を知る

自分が住んでいる地域で、過去にどのような災害が起きたのか知ることも大切です。
下記の『地域防災WEB』では、市町村別に地域の情報を掲載しています。

「災害の記録」をクリックすると、過去に起きた災害を災害種別ごとに見ることができます。

 

台風・大雨を知らせる

天気予報は重要な情報です。
竜巻や集中豪雨など予測が困難な災害もありますが、台風や前線の影響による大雨などは予測可能なときもあるので、毎日欠かさずにチェックする習慣をつけましょう。

Yahoo!天気・災害では、天気や防災情報も一覧表となっているので便利です。

 

土砂災害・洪水の危険性を知らせる

気象庁の『雨雲の動き』では、雨雲の動きや今後の雨、さらに、土砂災害や浸水害、洪水の危険度を示す情報も見ることができます。
大雨とそれが引き起こす災害を一体的に捉えられることができます。

 

雷や竜巻発生を予測する

外にいるとき、とくに山や海などでは天気の急な変化に注意が必要です。
気象庁の『雨雲の動き』では降水のほか、雷や竜巻発生についても予測しています。データは5分ごとに更新さるので、ブラウザを開いたままの場合は「更新」ボタンを押し、最新の状況や予報を確認しましょう。

気象庁の降雨予測に使われる高解像度ナウキャストは、250m四方範囲の予測をするシステムです。
気象の観測・予測技術は日々向上しており、気象情報もわかりやすく提供されるようになってきました。
私たちも積極的に情報を入手して、気象災害に備えるよう心がけましょう。

 

 

初出:2018年10月13日配信メールマガジン
著:笠間 正弘/(一財)防災教育推進協会