健康 vs カタカナ(和製)英語

2019年9月10日

何気なく使っているカタカナ(和製)英語、実はネイティブに通じないかも!?
設問の中にある単語は、カタカナ英語か本当の英語か、分かりますか?

問題

①~③の単語は、カタカナ英語でしょうか。それとも本当の英語でしょうか。

 

グルメリポーターとして人気上昇中のリン子だが、

なんと①ドクターストップがかかってしまった。

中性脂肪、悪玉②コレステロールの値が異常に高い!

このままでは③イメージダウンで仕事が減ると嘆くのだった。

 


 

答え

①ドクターストップ ⇒カタカナ英語

テレビなどでよく耳にする単語ですが、残念ながら通じません。
正しくはdoctor’s orders(医師の命令[指示])。

ドクターストップを英語で言う場合は…―――
I have to quit smoking due to my doctor’s orders.
(ドクターストップがかかったのでタバコをやめなければいけない)

 

②コレステロール ⇒本当の英語

cholesterolと書きます。
ちなみに悪玉コレステロールはそのまま「bad cholesterol」でOK。

 

③イメージダウン ⇒カタカナ英語

こちらも残念ながら和製英語。
イメージにアップやダウンをつけるだけでは通じません。
正しくは、「イメージが損なう」という英語でdamage one’s image。

イメージダウンを英語で言う場合は…―――
Oh, that scandal badly damaged her image.
(ああ、そのスキャンダルで彼女のイメージを台無しだぜ)

著者プロフィール

(株)アクト 英語カリキュラムマネージャー 新居孝洋

ソニー、SUBARUなどの大手企業を中心に300以上のコース・カリキュラムを企画・作成。一人でも多くの“英語難民”を救うべく、救済活動に精を出す。現在、ICTツールと英語研修融合の可能性を模索中。
米国ワシントン州立大学大学院修士号(特殊教育/バイリンガル教育)取得。日米双方の教育分野で知り得た知識・職務経験を活かし、“日本人“英語の問題を紐解いていく。