お出かけ vs カタカナ(和製)英語

2019年5月8日

何気なく使っているカタカナ(和製)英語、実はネイティブに通じないかも!?
設問の中にある単語は、カタカナ英語か本当の英語か、分かりますか?

問題

①~③の単語は、カタカナ英語でしょうか。それとも本当の英語でしょうか。

 

 

初夏の風が心地良い。こんな日はやっぱり①ドライブでしょ!

②オープンカーの運転席に乗り込むあん子は、

実は③ペーパードライバー

大きな不安を感じたまま、黙って助手席に乗る父であった。

 


 

答え

①ドライブ ⇒本当の英語

driveと書きます。

「ドライブに行きたい!」を英語で言う場合は、I want to go for a drive!
I want to drive! だと「運転したい!」という意味になるので、注意です。

 

②オープンカー ⇒カタカナ英語

残念ながら通じません。正しくはconvertible。
これは主にアメリカやイギリスの車の名称で、車の形状などで、いくつかの呼び名が存在します。

オープンカーを英語で言う場合は…―――
Someday I will own a nice-looking convertible!
(いつか自分だけのカッコいいオープンカーを手に入れるぜ!)

 

③ペーパードライバー ⇒カタカナ英語

こちらも残念ながら通じません、というかそれにあたる(日常)英語がそもそも存在しません。
『運転免許証は持っているが、ほとんど運転しない』と、そのままの文章を英語にするしかないのです…。

ペーパードライバーを英語で言う場合は…―――
I have a license but I hardly ever drive.
(免許は持っているけど、めったに運転しないよ)

著者プロフィール

(株)アクト 英語カリキュラムマネージャー 新居孝洋

ソニー、SUBARUなどの大手企業を中心に300以上のコース・カリキュラムを企画・作成。一人でも多くの“英語難民”を救うべく、救済活動に精を出す。現在、ICTツールと英語研修融合の可能性を模索中。
米国ワシントン州立大学大学院修士号(特殊教育/バイリンガル教育)取得。日米双方の教育分野で知り得た知識・職務経験を活かし、“日本人“英語の問題を紐解いていく。