キッチン vs カタカナ(和製)英語

2019年3月18日

何気なく使っているカタカナ(和製)英語、実はネイティブに通じないかも!?
設問の中にある単語は、カタカナ英語か本当の英語か、分かりますか?

問題

①~③の単語は、カタカナ英語でしょうか。それとも本当の英語でしょうか。

 

①ピーマン、玉ねぎ、ほうれん草~♪

全部②ジューサーミキサーに入れてスイッチオン!ハイ、出来上が~り♪

歌いながら野菜③ジュースを作る、りん子。

しかし味は、イマイチだった…。

 


 

答え

①ピーマン ⇒カタカナ英語

正しくはgreen pepper(グリーンペパー)。
日本の子どもにはちょっと不人気のお野菜、ピーマン。
ですが、アメリカの子どもが嫌いなお野菜といえば、ブロッコリー。実は国によって好き嫌いは違います!

ピーマンを英語で言う場合は…―――
Green peppers are always less expensive than other colors.
(緑のピーマンは、他の色のピーマンよりいつも安価だ)

 

②ジューサーミキサー ⇒カタカナ英語

通じそうで通じません。正しくはblender(ブレンダ―)。
ちなみにjuicerはレモンなどの果実をギュッと絞るお皿や機器のことで、mixerはケーキミックスなどを混ぜる際に使うハンドミキサーを言います。
「ジューサー」と「ミキサー」は、そもそも違うモノです。

ジューサーミキサーを英語で言う場合は…―――
Now I can make healthy smoothie drink with this new blender!
(よし、この新しいミキサーでヘルシーなスムージーを作れるぜ!)

 

③ジュース ⇒本当の英語

juiceと書きます。
英語でいうジュースは、果物や野菜100%のものを指しています。
日本でも親しまれるorange juice(オレンジジュース)ですが、原材料が「果汁30%」「オレンジエキス」といった商品は、英語的にはジュースとはいいません。

著者プロフィール

(株)アクト 英語カリキュラムマネージャー 新居孝洋

ソニー、SUBARUなどの大手企業を中心に300以上のコース・カリキュラムを企画・作成。一人でも多くの“英語難民”を救うべく、救済活動に精を出す。現在、ICTツールと英語研修融合の可能性を模索中。
米国ワシントン州立大学大学院修士号(特殊教育/バイリンガル教育)取得。日米双方の教育分野で知り得た知識・職務経験を活かし、“日本人“英語の問題を紐解いていく。