ショッピング① vs カタカナ(和製)英語

2018年12月4日

何気なく使っているカタカナ(和製)英語、実はネイティブに通じないかも!?
設問の中にあるカタカナ英語と英語、区別がつきますか?

問題

①~④の単語は、カタカナ英語でしょうか。それとも本当の英語でしょうか。

 

今日は①アウトレットモールで、ファッション雑誌の撮影日。

②カメラマンの指示でポーズをとるけど、

衣装がキツい!③フリーサイズって嘘でしょ!!

それでも笑顔で撮影する、自称④セレブモデルのリン子であった。

 


 

答え

①アウトレットモール ⇒本当の英語

outlet mallと書きます。

 

②カメラマン ⇒カタカナ英語

日本ではプロの“カメラマン”=雑誌・グラビア等の“写真を撮る人“といったイメージだが、
正しくはphotographer(フォトグラファー)。
ちなみに映画やテレビ(動きのあるもの)の撮影をする人たちを、英語でcameraman(カメラマン)と呼ぶ。

カメラマンを英語で言う場合は…―――
Mr. Donut is a good wildlife photographer.
(ドーナツ氏は腕のいい野生生物写真家だ)

 

③フリーサイズ ⇒カタカナ英語

誰でも着ることのできる服によくフリーサイズと記載されているが、これも間違い、和製英語(いや、アジアン英語?)である。
正しくはone-size-fits-all(ワンサイズフィッツオール)なのだが、韓国・中国ではフリーサイズで通じちゃうことも!
最近では通販サイトでアジアの服が売られる場合、そのままfree-sizeと表記されている。
恐るべしJapanglish(Asianglish?)!

フリーサイズを英語で言う場合は…―――
This yukata (or casual summer kimono) is a one-size-fits-all.
(この浴衣はフリーサイズですよ)

 

④セレブ ⇒カタカナ英語

正しくはcelebrity(セレブリティ)。
そもそもセレブリティは「すごくお金持ちでゴージャスな人」という意味ではない。
セレブリティとは、イチローや錦織といった有名なスポーツ選手、芸能人や有名政治家などテレビや新聞によく出てくるrich(お金持ち)でfamous(有名)な人々のこと。

セレブを英語で言う場合は…―――
Oh, I love celebrity gossip!
(ああ、有名人のうわさ話って大好き!)

著者プロフィール

(株)アクト 英語カリキュラムマネージャー 新居孝洋

ソニー、SUBARUなどの大手企業を中心に300以上のコース・カリキュラムを企画・作成。一人でも多くの“英語難民”を救うべく、救済活動に精を出す。現在、ICTツールと英語研修融合の可能性を模索中。
米国ワシントン州立大学大学院修士号(特殊教育/バイリンガル教育)取得。日米双方の教育分野で知り得た知識・職務経験を活かし、“日本人“英語の問題を紐解いていく。