スポーツ vs カタカナ(和製)英語

2018年9月18日

何気なく使っているカタカナ(和製)英語、実はネイティブに通じないかも!?
設問の中にあるカタカナ英語と英語、区別がつきますか?

問題

①~④の単語は、カタカナ英語でしょうか。それとも本当の英語でしょうか。

 

21XX年、東京。タローは学校の授業が終わるとすぐにゴンスケの机に駆けよった。

今日はやけに①ハイテンションだ。

「ゴンスケ、②キャッチボールしようぜ!」


昨夜の大谷選手の③ホームランに触発されたらしい。


タローとゴンスケは④ペットボトルの水を持ち、いつもの公園に向かった。

 


 

答え

①ハイテンション ⇒カタカナ英語

完全な和製英語です。tension(テンション)は「緊張」という意味。
英語ではhyper(ハイパー)「非常に興奮した(状態)」。

ハイテンションを英語で言う場合は…―――
Why are you so hyper?
(なんでそんなにハイテンションなの?)

②キャッチボール ⇒カタカナ英語

これも和製英語。残念ながらネイティブには通じない。
正しくはplay catch(プレイキャッチ)で「キャッチボールをする」。

キャッチボールを英語で誘う場合は…―――
Hey, play catch with me!
(おい、オレとキャッチボールしてくれ!)

③ホームラン ⇒本当の英語

home run と書きます。

④ペットボトル ⇒カタカナ英語

残念ながらこれも通じない。正しくはplastic bottle(プラスティックボトル)。
ちなみにPETはpolyethylene terephthalate「ポリエチレンテレフタレート」の略。英語圏ではペットではなく普通ピーイーティーと読む。

ペットボトルを英語で言う場合は…―――
Plastic bottles are widely collected by local authorities.
(ペットボトルは地方自治体に幅広く回収されている)

著者プロフィール

(株)アクト 英語カリキュラムマネージャー 新居孝洋

ソニー、SUBARUなどの大手企業を中心に300以上のコース・カリキュラムを企画・作成。一人でも多くの“英語難民”を救うべく、救済活動に精を出す。現在、ICTツールと英語研修融合の可能性を模索中。
米国ワシントン州立大学大学院修士号(特殊教育/バイリンガル教育)取得。日米双方の教育分野で知り得た知識・職務経験を活かし、“日本人“英語の問題を紐解いていく。