福浦小学校に届いた励ましのお手紙

2014年7月23日

東日本大震災を経て...
教職員共済だよりで食育活動をご紹介した、福島県南相馬市立福浦小学校。東日本大 震災での津波被害と福島第一原子力発電所の事故により避難を余儀なくされた同校宛に、 届いた励ましのお手紙を紹介します。

南相馬市立福浦小学校の食育と現在

教職員共済だより139号(2011年夏号)の記事「いのちを育む、食を見つめる」では、福島県南相馬市立福浦小学校の活動をご紹介しました。取材後、福浦小学校は東日本大震災での津波被害と福島第一原子力発電所の事故により避難を余儀なくされ、現在も子どもたちは福島県内外での避難生活を続けています。

記事を読んだ愛知県名古屋市立大森北小学校、大分県別府市立上人(しょうにん)小学校のみなさんから、励ましのお手紙や千羽鶴が教職員共済に届けられましたのでご紹介します。

また、取材から約1年、避難先である南相馬市立八沢小学校(当時)を訪ね、安齋郁子校長先生と子どもたちからお話を伺い、千羽鶴とお手紙を手渡しさせていただきました。

大森北小学校のみなさんから届いた励ましのお手紙

教職員共済だより139号発行後、教職員共済宛に6年1組担任の今枝容子先生からのお手紙が届きました。

『(前略)・・・私の担任している学級で、一部の児童が一学期の半ばごろから、休憩時間に黙々と鶴を折り始めました。初めは単に楽しんでいるのだろうと気にとめていなかったのですが、いよいよ千羽が近づいてくると、東日本大震災で被災した地域に送りたいと申し出をしてきたのです。・・・(中略)貴誌の記事を目にし、子ども達の思いである千羽鶴を受け取っていただけるのではないかと思ったのです。そこで、記事の福浦小学校の芋煮会を紹介をした後、震災に遭った後の原発事故により、地域住民と学校が避難生活に入ってしまい、当分はこのような楽しい会が持てなくなってしまったことなど現在の様子を話したところ、学級全員で手紙を書こうということになりました。・・・(後略)』(原文ママ)

大森北小学校6年1組から届いた手紙の全文はこちらです。

上人小学校のみなさんから届いた励ましのお手紙

名古屋市立大森北小学校に続いて、別府市立上人(しょうにん)小学校の皆さんより南相馬市立福浦小学校の子どもたちに宛てて、励ましのメッセージカードと千羽鶴が教職員共済へ届けられました。

メッセージカードは大きな模造紙12枚に貼られた大作。PTAも参加して折られた千羽鶴は抱えきれないほど大きなものでした。

教職員共済で写真撮影後、避難先の福浦小学校へ送らせていただきました。

お手紙の全文はこちらです。