創立60周年記念祝賀会を開催しました

2025年6月3日

2025年5月29日、全国各地の組合員代表にお集まりいただき、日本教育会館(東京)にて教職員共済生活協同組合創立60周年記念祝賀会を開催しました。

 

60周年にあたり、厚生労働大臣 福岡資麿様、日本再共済生活協同組合連合会 理事長 野田三七生様より、祝辞を賜りました。

厚生労働大臣
福岡資麿 様

本日ここに、教職員共済生活協同組合が創立60周年を迎えられたことを心からお祝い申し上げます。
また、日頃より消費生活協同組合法に基づく共済事業の推進にご尽力いただき心より感謝申し上げます。

貴組合は、協同互助の精神に基づき、昭和40年の設立以来、60年という長きにわたり、教職員の日々の暮らしを総合的に支える各種共済事業の健全な運営に努められ、教職員になくてはならない存在として大きく発展を遂げてこられました。
これもひとえに、歴代役員・職員の皆様方をはじめ、全国の組合員及び貴組合を支えてこられた多くの関係者の方々のご尽力の賜であり、心より敬意を表する次第であります。

近年、我が国においては、人口構造や世帯構成が変化し、家族のつながりや地縁の希薄化、単身高齢者の更なる増加が見込まれるなか、多様化する支援ニーズに「支え手」「受け手」の関係を超えて対応できる基盤の構築が求められております。
こうした状況を踏まえ、厚生労働省では、地域の多様な主体が互いに支え合いながら、一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく「地域共生社会の実現」に向けた取組みを積極的に進めております。

貴組合におかれましても、教職員とそのご家族の生活を守るための活動はもとより、「人と人が支えあう豊かな社会」の実現に向けた社会貢献活動として、社会福祉法人等による活動の支援を展開されておられます。
共助・互助の精神に基づく貴組合の活動は、これまで以上に地域や社会において重要性を増しております。
引き続き、組合員の生活の安定と向上に向けた共済事業の健全な運営に努めていただくことをご期待申し上げます。

最後になりますが、貴組合の益々のご発展と、関係者の皆様方のご健勝とご活躍を心から祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。

日本再共済生活協同組合連合会 理事長
野田三七生 様

“創立60周年”誠におめでとうございます。
心よりお祝いを申し上げるとともに、60年もの長きにわたり、役職員の皆さまの高い志と情熱のもとで、相互扶助(助け合い)を旨とする「労働者福祉事業」が力強く展開され、今日においても「あんしん むすぶ」を合言葉に営々と事業が紡がれていることに深甚の敬意を表します。

振返れば、貴組合と日本再共済連との事業連携の起点は、1987年12月の再共済事業のスタートであり、2年後(2027年)には40年の節目を迎えることとなります。
この間、貴組合の「総合共済」をはじめ、「火災共済」「自然災害共済」における再共済金の支払いはもとより、リスク分析や事業運営に関する相談対応――等、日本再共済連としても、微力ながら、貴組合の事業の安定と発展に向けた各種の取り組みを進めて来たところですが、今後とも「再共済センター」としての役割を果たすべく精進する決意です。引き続きの連携とお付き合いをお願いする次第です。

さて、今年は国連が定めた「国際協同組合年」であり、「相互扶助(助け合い)・最大奉仕」を理念とする「協同組合」が、国際社会からもリスペクトされる一年となります。
共に協同組合の一員として、その存在価値を再認識するとともに、社会に向けて広く発信・訴求する一年にいたしましょう!

結びに、教職員共済生活協同組合が、組合員の安心・安全に寄り添う事業体として今後益々の発展されますこと、心から祈念し、創立60周年に寄せる祝辞と致します。