2020年12月28日
2020年9月6日から7日にかけて九州地方に接近した台風10号は、過去最強クラスの台風になる恐れがあったため、接近前から気象庁が厳重な警戒を呼びかけました。
最接近時の勢力は予想を下回ったものの、各地で記録的な暴風や雨量となり、大きな被害をもたらしました。
この災害における教職員共済の対応状況についてお伝えします。
報告事業所一覧
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佐賀県
災害発生からの状況
9月3日 |
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9月7日 |
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9月9日 |
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9月30日 |
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2019 年8月の佐賀豪雨の時は、被災者は自宅の復旧作業を優先し、共済への被災連絡がない場合もあり、事業所の方から訪ねて行ったこともありました。
今回の台風被害は暴風によるものがほとんどで、すぐに連絡をしてこられた方、雨が降って雨漏りして被害に気づき連絡してこられた方、修理する業者から「保険から下りるんじゃないですか」と言われて相談されてきた方などさまざまでした。
中には「ずっと風水害の補償を付帯しなければと思いながらそのままにしていたが、昨年ようやく自然災害共済に加入し、今年被害にあった。昨年加入して本当によかった」とおっしゃる方もいました。
「今回被害があったときに、すぐに来てもらい、手続きも簡単だったので、契約することだけでなく給付の方も大事にしてくれることがわかった」とのお声や、「早く修理を行いたいが、手元の現金が少ないため給付金を当てにしている。給付額の確定・入金に時間がかかるので、修理を先延ばしにしなければいけないのが残念だ」というお声もいただきました。
いろいろな思いがあって教職員共済に加入されている契約者に対し、しっかりと責任をもって期待に応えていくことが大事だと改めて感じました。
長崎県
災害発生からの状況
9月7日 |
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9月8日 |
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9月9日 |
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五島市(離島)の被害報告が多かったが、現地調査で訪問できたのは9月16日(水)となった。そのため、高齢の組合員は首を長くして待っておられた。
修理もなかなか進まず途方に暮れている組合員の方も、私たちが訪問したことで安心されていたように感じた。
一方、共済金の申請書類の記入については、以前の大規模災害で申請が簡素化されていた組合員より「面倒だ」と不満の声もいただきました。