レスキュースリー(交通災害共済)損保補償分の制度改定のお知らせ

2016年9月14日

レスキュースリー(交通災害共済)は、教職員共済の商品と損害保険会社の商品を組み合わせた制度です。
このたび2017年1月契約より、損害保険会社補償分(以下、「損保補償分」といいます。)につきまして、補償のより一層の充実および制度の維持・安定的な運営確保のため、補償内容の一部を改定させていただくことになりました。
あわせて損保補償分に適用される保険約款を、傷害保険普通保険約款または家族傷害保険普通保険約款から、傷害総合保険普通保険約款へ変更させていただきます。
そのため、2017年1月契約より、交通災害共済の掛金のうち、損害補償分の保険料が変更(引き上げ)となります。改定後の掛金につきましては、「満期のお知らせ」およびパンフレット等にてご確認ください。
また制度改定に合わせて、「交通災害共済」の愛称が「レスキュースリー(交通災害共済)」となりました。
レスキュースリーとは「ケガ」「事故」「賠償」の3つのリスクから組合員を守るという意味があります。

改定内容の概要

1.個人賠償責任補償の補償限度額の引き上げ

日常生活に起因する賠償事故(自転車事故など)における高額賠償事案が発生している現状から、以下のとおり補償限度額の引き上げを行います(契約者ご本人の個人型契約口数が2口以下の場合をのぞきます)。
あわせて、改定前は補償対象外であった「国外」での事故が補償されるようになります。

契約型 改定前 改定後
個人型 契約口数に関らず
1事故につき
最高1,000万円
契約者ご本人の契約口数が
2口以下
1事故につき
最高1,000万円
契約者ご本人の契約口数が
3口以上
1事故につき
最高1億円
家族型 契約口数に関らず
1事故につき
最高1,000万円
契約口数に関らず1事故につき
最高1億円

2.補償の対象となるケガの範囲の拡大

今までお支払いしない事項として定められていた、地震もしくは噴火またはこれらによる津波によって生じたケガの場合でも、改定後は補償範囲を拡大し、死亡・後遺障害・入院・通院・手術保険金をお支払いします(一般傷害として補償)。

3.後遺障害保険金の支払等級範囲の改定

当制度における支払保険金が年々増加傾向にある中で、制度の維持・安定的な運営をしていくため、後遺障害保険金(損保補償分)の支払等級を第1級~第7級までに改定します。

改定前 改定後
支払等級 第1級~第14級 第1級~第7級

  • 第8級~第14級は補償対象外
  • 教職員共済補償分については、従来どおり等級第1級~第14級まで補償の対象となります。

4.コース型制度の導入について(個人型)

レスキュースリー(交通災害共済)は今回の制度改定にあわせ、わかりやすく制度をご案内するため、個人型において新たにコース型制度を導入することにいたしました。基本コース(3口)、安心コース(5口)、充実コース(10口)の3種類です。
既加入者の方は現在の口数でご継続いただくことも可能ですが、契約内容を変更される場合は上記3つのコースからご選択ください。

【交通災害共済・個人型】ご本人の契約口数が2口以下の皆さまへ

「1.個人賠償責任補償の補償限度額の引き上げ」で記載しましたとおり、個人型においては契約者ご本人の契約口数が2口以下の場合、補償額は改定前同様、1事故につき最高1,000万円となります。
自転車乗車中の事故で加害者となり1,000万円以上の高額賠償を請求される事案が増えていることから、この機会に基本コース(3口)以上に変更することで補償額を1事故につき最高1億円にすることをおすすめします。
また、あわせて個人型はお一人ごとの補償を自由に設計することができますので、ご家族のなかで特におケガがご心配な方がいらっしゃいましたら、一般のケガでもある程度補償額を確保できる安心コース(5口)以上のご契約をおすすめいたします。
詳しくは、現在お届けしております「満期のお知らせ」等をご確認ください。